私の治療哲学

VOL2

治療をしながら良い人ぶっている人がいかに多いか

治療という行為は間違いなく良い行為です。

しかしその良い行為を通して良い人ぶっている治療家が多い

その傾向が強いのは同情する人だ

痛みに対して同情。かわいそう そんな感情だ

そんなもの治療に必要ない

なぜなら治療という行為は応援だからだ。

その本質に気がつかない

痛みに対して一緒に悩でしまっている治療家が良いはずがない

 

以前にスタッフで子持ちの✖︎1の彼女と付き合っているスタッフがいた。

そのスタッフが彼女に浮気をされたと落ち込んで相談にきた。

私がその相談に乗った時、何をしたかというと

思いっきり 笑ってやった

すごく相手にしてみれば失礼な態度だったのかもしれない

そしてそのスタッフはすぐに辞めた。

でもそのスタッフはすごく優しいいわゆる良い人だ

そして子持ちの彼女に優しさを与えていたのであろう。

だからこそ浮気をされ落ち込んでいたのかもしれない。

そんな彼女とはとっとと別れれば良いだけだ。

むしろ彼まで✖︎1になっていたかもしれない。(別に✖︎1が悪いわけではないが)

結婚する前で良かったじゃないか。だから笑った。

そして自分がその彼女を本気で好きなら、単なる実力不足にすぎないだけだ。と思うはず。

そう思った方がよっぽど自分のこれからに好都合だ。

そんな治療家がプロとしてやっていけるはずがない。

良い人を演じていてはプロにはなれないのだ。

 

患者さんの痛みに同情するな。

患者さんが頑張っているところを見つけ、とことん応援してやれ

皆さんも治療を受けに行く上で同情する治療家には気をつけてくださいね。

同情は所詮、他人ごとです。

「無理をしないでね。」「大変ですね」このような言葉を乱立して使っています。

同情する治療家は開業してもうまくいかない。

なぜなら同情するということは同情される人にもなるから。

当事者意識がない。被害者意識になるからだ

そんな治療家をたくさん見てきた。いわゆる良い人です。

できる治療家は自分の価値を知っています。

だからその価値を安売りすることはないでしょう。

そして当事者意識が強い人です。

被害者意識の同情を求めてくる患者さんのことを当事者意識の治療家ほど相手にしていません。

 

治療は生き方そのものだと私は思う。