信頼される治療家③

VOL 11

信頼される治療家というタイトルでブログを②まで書いた

今回は同じタイトルで3回目になります。

患者さんに頼りにされるのはすごく嬉しい

信頼されている、頼られている

こんなにも気持ちの良いことはなかなかない。

しかしそれが本当に患者さんにとって良いことなのか考える必要はある

 

信頼できる仲間に囲まれていたらどんなに頼もしいか

部下のこと、家族のこと、仲間のことをどれだけ信頼しているだろうか

仕事を任せるのは信頼しているからだ

でもこの信頼は怖い。

信じて頼っている人は大体は裏切られる。なぜなら期待しているから

期待通りにやってくれると思いたい。疑うことは失礼なことになる

と考えている

でも鵜呑みにする良い人が大体この信頼という言葉で痛い目にあう

部下に「やると言ったじゃないか!」と上司は怒る

その言葉を上司が勝手に信じたからだ。

そんな人に言いたい

「信じるな。疑うな。確認しろ」

これが大事だ

 

この信頼によって悪いことがある

依存だ

信頼と依存関係には 

お互いの自立がない

上司は確認をしていないだけ。部下も報告、相談をしていないだけ

要はお互いの怠慢。お互いが自立していないからだ。

 

治療家は患者さんに依存されることに気持ちよくなってしまうのだ

でもできる人ほど依存し続けてはくれない

良いできる患者さんほど治療家に依存し続けず去っていくことになるだろう

だから患者さんは見極める。相談や確認で

それを治療家が無自覚に怖がっていては、患者さんも相談や確認がしづらい

いつまで鍼を続けるんですか? いつまで通えばいいのでしょうか?

このような相談をしてくる患者さんはいるのではないでしょうか。

でも相談もなくいつの間にか来なくなっている治療家は要注意だ。

勝手に酔いしれている

また、その様な確認をされる治療家も患者さんへのサービスとしては遅い

聞かれるまえに言うべきことだから。

私はそのようなことを患者さんが考えるタイミングでこちらから確認する

痛みがなくなったことで治ったということではないと伝える

痛みがでた原因を伝える。

痛みも癖になる。これを根本から治すことが重要だ。と伝える

痛みがあるうちは自然と本気でいられる

痛みがなくなってから本来は本気になるべきだ。

根本を治すことの方が大変だからだ

 

 

信頼と依存の関係は良くないと書いたが

なら信頼とどんな関係がだと良いのだろうか

 

それは協力だ

信頼と協力

これが患者さんと最も大切な関係だ

痛みをとることに協力していると考えている治療家は依存を作る

治療家は患者さんの何に協力いているのかもっと考えて欲しい

また患者さんに何に協力してもらっているのか考えて欲しい

信頼と依存は一方通行。

信頼と協力は双方向。お互い様、おかげさまである

そこに本当の信頼関係が出来上がるのではないだろうか