重要軸(大切軸)VS 緊急軸

VOL15

 

我々治療家は緊急度が高ければ高いほど治療に集中します。

緊急度は痛みの度合いや重症度などあると思いますが、生活に支障をきたすものほどそうなりますね。

治療家も自分たちの存在価値をそこに置いている人も多いのではないでしょうか。

川下の問題は川上から辿ってみると分かります。

東洋医学には標治法と本治法とあります。特に本治法を大切にするよう指導されていました。

しかしいつの間にか対処療法になってしまうことが多い。目先の痛みに目が行くからです。

人生も同じですよね。目先の問題に目が行くのは

本当は重要軸、大切軸で行うことの方がよっぽど大切なのです。

健康は大切なものだと誰もが知っているはずなのに優先順位が低くなっているのです。

なぜなら困っていないから。生活に支障がないから。

だから私たちは健康の優先順位が少しでも高く行動してもらえるように学び続けていくのです。

だから緊急度の低い患者さんほど真剣に取り組みます。

なぜなら大切な健康を重要軸にしている患者さんを大切にしたいからです。

 

癖と習慣の違い?

VOL 14

癖と習慣の違い

 

習慣で人生が変わる

良い習慣は人生をより良くする

人生は習慣そのものなのかもしれません。

だから習慣は良いものにしていくことが大切だと思います。

 

昔患者さんから鍼を勧めるとこんなことを質問されることがありました。

癖にならないですか? 鍼は癖になるからと良く聞くんです。

私はその当時そのような患者さんに鍼を勧めるのに躊躇しました。

 

しかし、癖になって何がいけないのだろうか?

むしろ癖にした方がいいじゃないか。

いや癖というより習慣にした方が良いじゃないか。

治療や体のケアを癖というのがおかしい

 

むしろ患者さんは痛みがある時だけ治療の緊急度が上がる

しかし健康であることは緊急にするものでなく、重要にするべきことだ

 

鍼を薬のように考えてしまう方が多かったんでしょうね。

できたら薬に依存するのではなく、東洋医療を習慣にして欲しいものです。

東洋医学は未病を治す」ここに強みがあるので

 

昔と違って今は健康志向なので鍼を勧めて癖になりませんかと言う患者さんは減ったのかな?

運の良さ

VOL 13

成功者に成功の主な要因を問いかけると運が良かったと答える人が多いと聞きます

 

運が良い人とはどんな人だろうか

私は日頃患者さんに同情をするなと言っています。

同情するに値するのは運の悪いことが起こった時

運の悪いとは自分の原因に一切関係なく不幸な出来事が起こった時です。

震災や事故に巻き込まれるような時でしょう。

 

私の妻も子供に「かわいそう」と言う時がある

怪我した時、受験で勉強を頑張っている時多くの場面である話だが

まして後者は頑張っている時なのに「大変ね」と言う

大変という先入観を植え付けているだけ

やるべきことやりたいことをやっているのです。

「大変ね」と言うよりやりたいことに変えていくことが大切なのではないでしょうか

だから自分の子供を「かわいそう」にするなと私は妻に言います。

 

物事には原因結果の法則があります。だから物事に意味価値があるのです。

頑張れるには理由があります。

だから本質は意味価値を見つけていくことなのかもしれません。

怪我したことにも事故以外は原因がある。怪我にも意味があるのです。

本当の運の悪さ以外は必ず原因があるのです。

だから患者さんに同情している治療家は痛みがでた原因を見つけることができません。

先ほどのように同情には運の悪さもあるので、原因がないのです。

陰口、悪口、文句を言うのは運の悪い人が行う行為

 

運が良い人は 一見マイナスな出来事をプラスに変える力がある。

だからマイナスの出来事があったから成長する。そこに運の良さも備わる

運の良い人は運をただの偶然にするのではなく、必然にしていく力なのかもしれません。

運の良い人に仕事を任せたい。私が患者さんだったら思います。

一緒に仕事をする人も運の良い人としたい

何より自分は運が良い

それを私のベースにしたい。と考えています。

 

治療家であるみなさんに是非読んで欲しい本です。

 

「原因」と「結果」の法則

「原因」と「結果」の法則

 

 

 

 

やるか、やらないか

VOL 12

あなたはやると決める基準はなんでしょうか?

例えば

目の前の患者さんの治療をする

なんでその方の治療をしているのでしょうか。

患者さんが来たから

自分しか手が空いてないから

上司に行ってと言われたから

これは自分が治療に入るきっかけでしかありません

治療をすると決めていないのと同じです。

決めるのは他人や環境ではない

自分です。

 

やるか 

やらないか

それを何となく決めてませんか

何となく人生生きてんじゃねーよ!(チコちゃん風)

そこで基準がいくつかあると思います

 

①やらなければいけないこと

②やった方が良いこと

③やるべきこと

④やりたいこと

⑤やりたくないこと

⑥やらなくていいこと

⑦やった方がいいこと

 

私はこれらを基準に考えていました

学生時代に勉強や宿題は①から⑦どれに当てはまりましたでしょうか?

 

親の介護、子供の子育て

あなたは①から⑦どれに当てはまりますか

 

仕事はどうですか?

また

他人の目を気にしている人は①から⑦どれに当てはまるでしょうか

 

ここで

①から⑦でどれが自分が一番パフォーマンス高くできるでしょうか。

④のやりたいこと

ではないでしょうか

なので私はなるべくやりたいことになるように考えるようにしてます

 

④のやりたいこと

⑤のやりたくないこと

結局はこの二つしかないと思っています。

やりたいことは状況環境関係なくやるでしょう。

満員電車の中でもスマホゲームやっている人

食事も取るのを忘れてゲームをしている人

開店前からパチンコ店で並んでいる人

やりたければどんなことでもするし

やりたくないことはやらない

やった方が良いと思っていてもやらないのであればやりたくないのです。

やったのであればやりたかったのです。

やったのか、やらなかったのか

やりたかったからやった。やりたくなかったからやらない

そして

やらなければいけないことも多くはあるかもしません

仕事 上司に頼まれたこと 友達との約束 親の介護

でも私はやりたくなければやらない方が良いと思っています

なぜなら先方に失礼だからだ

仕事をいやいややってたらお客様に

頼んできた上司にも、約束した上司、介護をしている親にも

いやいやは失礼だと思います

私もやりたくないことや やらなければいけないことを

たくさんやってきました。

でもやると決めた時は

やりたいに書き換えるようにしてきました。

どうしたらやりたいと思えるか、書き換えられるか

 それは

私は相手の喜びを見たいか

心から感謝しているか

このことは自分の成長につながるのか

せっかくやるならどのようにやったら自分の成長につながるのか

 

この3つを自分に問いかけています

そうすれば

自分の心の底から求めているものに結びつくのです。

行動は真実なり

やりたくないこと

やらなければいけないこと

をそのままやっていては行動に滲み出ます。そして自ずと結果もそのような結果になる。

 

患者さんの今日の治療をやりたいと心底思って治療をすると

結果も求めている結果になりますよ

真実は成長と感謝ですから

行動は真実なり

信頼される治療家③

VOL 11

信頼される治療家というタイトルでブログを②まで書いた

今回は同じタイトルで3回目になります。

患者さんに頼りにされるのはすごく嬉しい

信頼されている、頼られている

こんなにも気持ちの良いことはなかなかない。

しかしそれが本当に患者さんにとって良いことなのか考える必要はある

 

信頼できる仲間に囲まれていたらどんなに頼もしいか

部下のこと、家族のこと、仲間のことをどれだけ信頼しているだろうか

仕事を任せるのは信頼しているからだ

でもこの信頼は怖い。

信じて頼っている人は大体は裏切られる。なぜなら期待しているから

期待通りにやってくれると思いたい。疑うことは失礼なことになる

と考えている

でも鵜呑みにする良い人が大体この信頼という言葉で痛い目にあう

部下に「やると言ったじゃないか!」と上司は怒る

その言葉を上司が勝手に信じたからだ。

そんな人に言いたい

「信じるな。疑うな。確認しろ」

これが大事だ

 

この信頼によって悪いことがある

依存だ

信頼と依存関係には 

お互いの自立がない

上司は確認をしていないだけ。部下も報告、相談をしていないだけ

要はお互いの怠慢。お互いが自立していないからだ。

 

治療家は患者さんに依存されることに気持ちよくなってしまうのだ

でもできる人ほど依存し続けてはくれない

良いできる患者さんほど治療家に依存し続けず去っていくことになるだろう

だから患者さんは見極める。相談や確認で

それを治療家が無自覚に怖がっていては、患者さんも相談や確認がしづらい

いつまで鍼を続けるんですか? いつまで通えばいいのでしょうか?

このような相談をしてくる患者さんはいるのではないでしょうか。

でも相談もなくいつの間にか来なくなっている治療家は要注意だ。

勝手に酔いしれている

また、その様な確認をされる治療家も患者さんへのサービスとしては遅い

聞かれるまえに言うべきことだから。

私はそのようなことを患者さんが考えるタイミングでこちらから確認する

痛みがなくなったことで治ったということではないと伝える

痛みがでた原因を伝える。

痛みも癖になる。これを根本から治すことが重要だ。と伝える

痛みがあるうちは自然と本気でいられる

痛みがなくなってから本来は本気になるべきだ。

根本を治すことの方が大変だからだ

 

 

信頼と依存の関係は良くないと書いたが

なら信頼とどんな関係がだと良いのだろうか

 

それは協力だ

信頼と協力

これが患者さんと最も大切な関係だ

痛みをとることに協力していると考えている治療家は依存を作る

治療家は患者さんの何に協力いているのかもっと考えて欲しい

また患者さんに何に協力してもらっているのか考えて欲しい

信頼と依存は一方通行。

信頼と協力は双方向。お互い様、おかげさまである

そこに本当の信頼関係が出来上がるのではないだろうか

 

 

 

制約条件は成長条件

VOL 10

制約条件は成長条件

自社には採用面接ですぐにお断りする基準がある

それは家族、親戚、前職の悪口を言う人だ

面接で必ず聞く質問

「今までで一番大変だったことは何か。」

「それをどう乗り越えてきたのか。」

「またそれの何が大変だったのか」

それで大体はその人の人となりが伝わってくる

不採用にする人は

周囲の人や環境のせいにする

前職の会社の悪口を言う人もそうだ

完璧な会社はない。どの会社も成長しようと頑張っている

だからできていないところがある。

そこに悪口を言ってもしょうがない。

 

不運に見舞われ大変だったことには同情できるが、

それをアピールすることには共感できない

人のせいにしたり、悪口になる人には成長を感じられないことが多い

逆にすぐ採用にする人は

その大変だったことから何を学んだかを答える人

 

また何事にもルールがある、決まりがある

そのルールを破っていては試合にならない。そのルールに文句を言っていては試合が始められない。スポーツの世界でもそうだ

会社にもルールがある。

その会社によってそれぞれだがあるはずだ

そのルールで制約されることも多いかもしれない

しかし、その制約条件が自分の成長条件になっていることが多くあるはずだ

その制約の意味価値を見て

自分の成長するポイントを探す

野球で言うとストライクゾーンがある。そのストライクゾーンが制約条件

だからコントロールを身につける

サッカーで言うと手を使ってはいけない。オフサイドもある。

ラグビーだとボールを自分の前に投げてはいけない。またボールが楕円球

このような制約に文句を言っているようなもの

そこに上達すべきところが見えてくるはず

 

悪口を言う人の特徴 自分は正しいと思っている だから成長しない

謙虚な人 自分が間違っていると思っている だから学ぶ、受け入れる

 

意見や主張を言うことを否定しているのではない

意見や主張を言わないと自分の間違っているところがわからないこともある。

意見、主張が悪口になるからおかしくなる

愚痴も悩み相談になっていたらアドバイスしてもらえるかもしれない

愚痴は同情を狙っているように思う。

愚痴、悪口に良いことはない。

それを成長条件だと思ったら、自分が何ができるか考えれば自分の財産になる

そして成長している自分を一番の財産にすることができるのだと私は思う

 

 

時は命 命のパフォーマンスは健康による

VOL 9

時間の優先順位

治療家が時間の優先順位をどれだけ考えて過ごしているだろうか

 

7つの習慣

これは名著である

この名著を読んでいる治療家はどれだけいるだろう。

 

 

絶対に読んだようが良いと思う

ビジネスマンや社会人、いや主婦もどなたでも読んだ方が良い

そして実践し続けた方が良い

時間の優先順位は緊急性と重要性で分けられる

どなたでも緊急なことで動いている

緊急で重要なことなら尚更動くだろう

しかし、緊急ではあるが、重要でないことに時間を使っていることがどれだけ多いか認識しているだろうか

そのような方は緊急でもなく、重要でもないところにも時間を使っている

そして時間がないと言う。忙しいと言う

時間の使い方を学べば時間はできる。先日のブログにも書いた

患者さんも同じだ

しばらく来られなかった方に「久しぶりですね」と聞くと「忙しかった」

と答える方が多い

確かにそうなのかもしれない。

でも忙しくても優先順位が高ければ来る

いや忙しいからこそ治療に来た方が良い

来なかったのは優先順位が低かっただけなのだ

痛みがあれば緊急度は上がる

痛みがないと緊急度は下がる

しかし

健康であることは重要であることには間違いない

緊急軸ではなく重要軸に時間を使って欲しい

健康が全てではないが、健康を失うと全てを失う

そんな格言もあるぐらいだ

時間は命だ

時は金なりと言うが 違うと思う 時は命である

時間は有限である

お金では買えないのが時間だ

その時間の優先順位は命の優先順位だ

その命である時間を効率よく効果的に使えるかは健康であるかだ

7つの習慣を読んでいないで実践でいていない治療家が

どうして患者さんにそれらを伝えられるだろうか