そこの治療家!仕事をしろよ!それは作業だぜ

VOL 5

治療をすることは治療家にとって仕事をするということ

では仕事ってなんでしょう?

①ものづくり

②サービスの提供

③販売

とざっくり3種類ですよ

治療はどれに当てはまりますか?

②のサービスの提供と思った方

危険です。

私は①②③全部だと思います。

①ものづくりは

健康づくり、身体の状態で生活に支障を来さない状態をつくる

物というより事かもしれませんが

②は治療というサービスの提供

③は調子の良い身体の販売 痛みのない生活の販売 またはその状態になる技術の販売

 

②と答えた方がなぜ危険かというと

サービスの提供には院内にいる時で完結してしまうんです。

治療をすればいいので

仕事はすれば良い

というレベルでしか考えていない

それは作業だ!仕事ではない!

仕事はできる、できたが大切です。

できた、できなかったを振り返らず、やったことに満足している

ものづくりや販売には結果が重要なのです。

つくられた物のクオリティはどうか

商品を買って生活は便利になったか

そんな結果は患者さんの生活でしかわからないのです。院内で完結しません

またサービスの意識しかないと

納期を明確にしない

そんな治療をしている治療家が多い

そんな治療家はこんな言葉でごまかす

「次回様子を見せてください」

言われた側から考えると「よくなっているか、よくなっていないかわからないので見せて」と言っているように聞こえる

そんないい加減な仕事をしていて患者さんあなたのところに行きますか?

次回こうなっているはずです。実際にそのようになっているか確認し次回このために○をします

そのほうが正確だ。

 

仕事なんだから納期を明確にしなさい

サービスと考えているから

治療をしてあげているとおごりがあるから

納期を決めないんでしょう。

確かに患者さんの生活習慣によって変動することもあるし、決めきれない要因はたくさんあるかと思う。

でもそれは我々には知らないのが当たり前で私たちが原因ではない。

でもこちらの提供している治療に対しては我々が知っていること。その知っていることの範囲で納期を伝えることはできる。

 

また納期を決めると、計画が必要になります。

納期を決めても計画のない仕事をしていてもダメだ。

計画とは来院頻度、提供する治療内容を決めること

そんな計画のない治療家が放つ言葉

「あまり日数を開けないで治療したほうがいいですよ」

「なるべく詰めて治療に来てくださいね」

「次何時ごろ来れますか」

 

計画なのだから「〇日の○曜日に来てください」とはっきり言え

兎にも角にも

仕事なのだから納期と計画を決めろということだ

 

 

未熟な治療から熟成した治療へ

VOL 4

未熟な治療家は事故を起こす

何が未熟かというと未熟を自覚せず治そうとするから

どんな治療家も完璧な人はいません。

完璧でないと自覚するのです。

完璧でないからといってビビる必要もありません。

 

慎重になるところ

丁寧にするところ

加減するところ

わきまえるところ

日頃それらのポイントを学ぶのです。

確認しながら行うのです。

そして治療で優先順位が高いのは

治すことではありません

それを治すことと思っているから未熟者は刺激過多で事故になります。

理由があって痛みは出ます。それを無理して痛みを止めても弊害のもと

ただ痛みを取るのなら痛み止めを飲み、安静にすればいいのですから。

治療家の優先順位高くすることは治る環境をつくることです。

痛みがでた原因を探り、治る環境を整えていくことが重要と私は思っています。

 

ちなみに痛みがなくなること、治ることとイコールではありません。

痛みが収まるだけで治ってはいません。痛みを引き起こした原因は取れていないのですから。

 

また痛みがなくなり、あたかも治療家が治したと思っている方も間違っていると思います。

治すのは患者さんの身体の生命力(抵抗力、回復力、自然治癒力)です

その生命力の働きが鈍いので、働きを良くするために治療が必要なのです。

自律神経、血行不良、ホルモンバランスを整えたり

怪我の場合は治癒過程を円滑にするための処置

をすればいいのです。

それらには絶対に事故を起こす原因はないと私は信じています。

私の偏った考えもあるかもしれませんが 

いち治療家でこのような考えをしている人がいるんだなと思ってもらえれば

それで構いません。何か質問や意見がありましたらコメントまでどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

治療家の使命感

VOL 3

先日の池江璃花子選手や松山英樹選手の活躍は著しいですね。

病気に屈せず代表に返り咲き

80年以上の歴史で日本人が勝ち取れなかったマスターズ

私もその瞬間を息を殺して見ていました。

目に余る快挙です。本当に感動しました!

しかし頑張っているのは彼らのようなアスリートだけではありません。

我々も頑張っているし、誰もが頑張って生きているのです。

しかし、自分の命をどれだけ活かしているだろうか。

本来 生活とは生を活かすこと

この生を活かすこと。

その結果が目に余るから彼らアスリートに私たちは感動したのではないでしょうか。

我々治療家は人々の生を活かせるようにするために存在していると思っています。

競技のパフォーマンスを上げるためにトレーナーがいます。

地域の整骨院鍼灸院は地域の方々の人生のパフォーマンスを上げるためにあります。

ただの痛みや疲れを取るところではないのです。

我々治療家が強い使命感を持ってやっていこう。

使命感があるから

今何をすべきか?

次にどうすべきか?

常に問いかけてくれるのです。

私の治療哲学

VOL2

治療をしながら良い人ぶっている人がいかに多いか

治療という行為は間違いなく良い行為です。

しかしその良い行為を通して良い人ぶっている治療家が多い

その傾向が強いのは同情する人だ

痛みに対して同情。かわいそう そんな感情だ

そんなもの治療に必要ない

なぜなら治療という行為は応援だからだ。

その本質に気がつかない

痛みに対して一緒に悩でしまっている治療家が良いはずがない

 

以前にスタッフで子持ちの✖︎1の彼女と付き合っているスタッフがいた。

そのスタッフが彼女に浮気をされたと落ち込んで相談にきた。

私がその相談に乗った時、何をしたかというと

思いっきり 笑ってやった

すごく相手にしてみれば失礼な態度だったのかもしれない

そしてそのスタッフはすぐに辞めた。

でもそのスタッフはすごく優しいいわゆる良い人だ

そして子持ちの彼女に優しさを与えていたのであろう。

だからこそ浮気をされ落ち込んでいたのかもしれない。

そんな彼女とはとっとと別れれば良いだけだ。

むしろ彼まで✖︎1になっていたかもしれない。(別に✖︎1が悪いわけではないが)

結婚する前で良かったじゃないか。だから笑った。

そして自分がその彼女を本気で好きなら、単なる実力不足にすぎないだけだ。と思うはず。

そう思った方がよっぽど自分のこれからに好都合だ。

そんな治療家がプロとしてやっていけるはずがない。

良い人を演じていてはプロにはなれないのだ。

 

患者さんの痛みに同情するな。

患者さんが頑張っているところを見つけ、とことん応援してやれ

皆さんも治療を受けに行く上で同情する治療家には気をつけてくださいね。

同情は所詮、他人ごとです。

「無理をしないでね。」「大変ですね」このような言葉を乱立して使っています。

同情する治療家は開業してもうまくいかない。

なぜなら同情するということは同情される人にもなるから。

当事者意識がない。被害者意識になるからだ

そんな治療家をたくさん見てきた。いわゆる良い人です。

できる治療家は自分の価値を知っています。

だからその価値を安売りすることはないでしょう。

そして当事者意識が強い人です。

被害者意識の同情を求めてくる患者さんのことを当事者意識の治療家ほど相手にしていません。

 

治療は生き方そのものだと私は思う。

 

 

 

 

治療の目的

VOL1

治療の目的

何事にも目的意識が大切である

治療の目的は何か

痛みをとること、ADLの向上、怪我を治すこと

それらを目的にすると

「無理しないでね」という声かけになる

私はそれらを目的にしていない

 

人生一度きり

人生をやり切ったことを大切にすると考えると

無理をさせることである。

無理している自分が楽しいのである

この無理という言葉の概念にもよるが我慢ではない

我慢は良くない

楽しいことや大切なことを守ためには無理することが必要で

この無理していることが楽しいのである。

その時は無理している自覚がないかもしれないが

治療の目的は

人生自分らしく生きること

人生のパフォーマンスを上げることである

無理できる身体づくり

ここに治療の本質があるのではないか

ただ取り返しが付かないような無理は無理とは言わず、無謀という