未熟な治療から熟成した治療へ
VOL 4
未熟な治療家は事故を起こす
何が未熟かというと未熟を自覚せず治そうとするから
どんな治療家も完璧な人はいません。
完璧でないと自覚するのです。
完璧でないからといってビビる必要もありません。
慎重になるところ
丁寧にするところ
加減するところ
わきまえるところ
日頃それらのポイントを学ぶのです。
確認しながら行うのです。
そして治療で優先順位が高いのは
治すことではありません
それを治すことと思っているから未熟者は刺激過多で事故になります。
理由があって痛みは出ます。それを無理して痛みを止めても弊害のもと
ただ痛みを取るのなら痛み止めを飲み、安静にすればいいのですから。
治療家の優先順位高くすることは治る環境をつくることです。
痛みがでた原因を探り、治る環境を整えていくことが重要と私は思っています。
ちなみに痛みがなくなること、治ることとイコールではありません。
痛みが収まるだけで治ってはいません。痛みを引き起こした原因は取れていないのですから。
また痛みがなくなり、あたかも治療家が治したと思っている方も間違っていると思います。
治すのは患者さんの身体の生命力(抵抗力、回復力、自然治癒力)です
その生命力の働きが鈍いので、働きを良くするために治療が必要なのです。
自律神経、血行不良、ホルモンバランスを整えたり
怪我の場合は治癒過程を円滑にするための処置
をすればいいのです。
それらには絶対に事故を起こす原因はないと私は信じています。
私の偏った考えもあるかもしれませんが
いち治療家でこのような考えをしている人がいるんだなと思ってもらえれば
それで構いません。何か質問や意見がありましたらコメントまでどうぞよろしくお願いします。